孫正義育英財団、第3期支援人材42人を決定

~高い志と異能を持つ若手人材を支援対象として最大5年間認定、希望者には支援金を給付~

公益財団法人 孫正義育英財団(代表理事:孫 正義、以下「当財団」)は、第3期支援人材として10歳から25歳の42人を決定し、準財団生として支援することをお知らせします。

当財団は、来るシンギュラリティーを見据え、高い志と異能を持つ若手人材に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献することを目的に活動しています。支援人材同士の交流や研究・開発などの場として、東京都渋谷区、米国マサチューセッツ州ボストンおよびカリフォルニア州パル・アルトにある施設を提供するとともに、当財団理事など各分野の専門家や有識者による講演会やネットワーキングイベントなどを開催しています。さらに、支援人材のうち希望者に対して支援金を給付します。支援金給付の内容および金額は、留学や研究など対象者が将来経験したいことや、成し遂げたいことを確認しながら個別に検討します。

第3期支援人材には、史上最年少で実用数学検定1級に合格した小学生や、ロボットの世界大会で入賞経験を持つ小学生、幼い頃からプログラミングコンテストで優秀な成績を収めてきた中学生など、さまざまな分野において高い志で取り組む若手人材が選ばれました。なお、昨年準財団生として認定した第2期支援人材については、審査通過者をこのたび正財団生として認定しました。

当財団は、高い志と異能を持つ若手人材が、新しい価値観や最新のテクノロジーに触れることや仲間と交流することなどにより、自らの可能性をさらに広げ、未来をつくる人材へ成長するための支援を行っていきます。

■財団生概要(2019年7月1日時点)
1.人数(第1期支援人材~第3期支援人材) 187人
2.年齢構成 
最年少:8歳、最年長:28歳
10歳未満:1人(1%)、10代:77人(41%)、20代:109人(58%)

※ 初年度の1年間を準財団生として認定し、1年間の活動実績をもって正財団生としての認定可否を判断します。準財団生に対しても、支援金給付や支援人材向け施設の無償提供、当財団主催イベントへの参加などの支援を行います。準財団生認定期間を含む最大5年間、財団生として在籍可能で、1年に一度延長希望を確認します。

第3期支援人材の6人に、それぞれの思いを聞きました。なお、当財団のホームページ(http://masason-foundation.org/scholars/)に財団生の自己紹介を順次掲載します。

・Samaira Mehta(サマイラ・メフタ)さん・11歳
メフタさんは、子どもへのコーディング教育、テクノロジーにおけるジェンダー・ギャップを埋めることを目的に、7歳の時にコーディング学習のボードゲーム「CoderBunnyz」を開発しました。シリコンバレーで100以上のワークショップを行い、数千人もの子どもにコーディングの仕方を教えてきた他、AI学習のボードゲーム「CoderMindz」を昨年開発しました。大学生までに、10億人もの子どもたちがコーディングツールにアクセスできるようにすることを目標に、自身のプロジェクトである「One Billion Kids Can Code initiative」を進めているメフタさんは、「孫正義育英財団の支援により、地域的にも国際的により大きな影響を与えることができるようになると考えています。10億人の子どもたちにコーディングに触れてもらうことは大きな使命であり、この取り組みを加速させることができると信じています。コミュニティーに貢献できるビジネス、ミッションは、皆さんにも好影響を与えることができる最善の方法です。コーディングは未来です。次世代の子どもたちのためにより良い世界を一緒に築くことができると考えています!」と話しています。

・高橋 洋翔(たかはし・ひろと)さん・11歳
実用数学技能検定1級に史上最年少で合格した実績を持つ高橋さんは、「現在、学習院大学名誉教授の飯高茂先生の指導の下で、双子素数を拡張したものの性質などを研究しています。これからも数論の分野を研究するとともに、さまざまな分野の数学を学んで、研究を進めていきたいと考えています。そして将来は新しい定理を作るなど、数学の発展に貢献したい」と話しています。

・松下 宗嗣(まつした・ときつぐ)さん・13歳
幼稚園の時に元素に興味を持ち、小学6年生で鉱物鑑定士の資格を取得した松下さんは、「このたびの選考結果を本当にありがたく思うとともに、新たな世界への入り口に心躍らせています。私の主なフィールドは地学ですが、何かしら学問の山を登ると、必然的にその世界を通して物事を見ることができるようになり、他の人とは違う視点で楽しむことができるのは、学問の道の特権ともいえます。さらには他分野の方々の視点と勘合することで、新しい知見が生み出されると考えます。楽しみでなりません」と話しています。

・中嶋 花音(なかじま・かのん)さん・18歳
中嶋さんは、高校生による国際的なロボットの競技大会である「FIRST Robotics Competition」(FRC)において、最も権威のあるChairman’s Awardをアイオワ地域大会で受賞した他、世界大会へ出場した実績を持ちます。ロボットに触れる機会をより多くの学生に提供する活動も行う中嶋さんは、「ただ工学といっても未経験者からはとても遠い存在に捉えられてしまいがちです。そんな偏見を取り払うために、FRCをまず普及させることで、どのような学生も工学に挑戦できる機会を増やしたいと思います。また、大学生活を通して知見を深め、財団生の皆さんと協力することで、全ての人が本当にやりたいことを見つけ、続けることができる環境を最終的につくっていきたい」と話しています。

・Kavya Kopparapu(カヴィヤ・コッパラプー)さん・19歳
コッパラプーさんは、脳腫瘍を特徴付け、効果的な治療法を断定するためのAIシステムを高校時代に開発し、現在はハーバード大学でコンピューター・サイエンスと生物学を学んでいます。2018年に米国タイム誌が選ぶ「最も影響力があるティーン25人」に選ばれたコッパラプーさんは、「この3年間、より安く、より活用しやすく、より正確な進行性疾患の診断方法・治療法の開発やAIの活用により、医療の革新に取り組んできました。孫正義育英財団の支援により、この取り組みと、コンピューター・サイエンス教育を行う非営利活動の『GirlsComputingLeague』を継続して進めていきたいと考えています。他の財団生と有意義に関わり、共同でプロジェクトを企画することを楽しみにしています」と話しています。

・川本 亮(かわもと・りょう)さん・20歳
東京大学医学部医学科に在籍中の川本さんは、医師を志すと同時に、ハエの一種であるアメリカミズアブを用いた食品リサイクルシステムの実現に取り組むプロジェクトの代表を務め、東京大学総長賞や、日本財団ソーシャルイノベーションアワード2018最優秀賞などの受賞実績があります。川本さんは、「準財団生に選んでいただき、非常に光栄かつありがたく感じています。また、ミズアブ一筋で歩んで2年ほどが経ちますが、ミズアブの意義や価値が少しでも認められてきたかと思うと感慨深くもあります。今後は、私が持つ『ミズアブ』という選択肢を、財団生の皆さんが持つさまざまな知見とかけ合わせることで、今まで誰も考えつかなかったような、面白く、そして社会を変える融合を生み出したい」と話しています。

<公益財団法人 孫正義育英財団について>
来るシンギュラリティーを見据え、高い志と異能を持つ若手人材に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献することを目的として、ソフトバンクグループ代表 孫 正義が2016年12月に設立しました。高い志と異能を持つ若手人材が、新しい価値観や最新のテクノロジーに触れることや仲間と交流することなどにより、自らの可能性をさらに広げ、未来をつくる人材へ成長するための支援を行っていきます。
詳細は当財団のホームページ(http://masason-foundation.org)をご覧ください。