募集要項

プレエントリーが完了しますと、本エントリー開始時の通知、当財団が主催する各種イベントのご案内等を受け取ることができます。なお、第9期募集は2025年1月以降を予定しております。
※当財団への応募を検討している方向けのプレエントリーです。 目的以外のご登録はご遠慮ください。

1. 趣旨

公益財団法人 孫正義育英財団(以下、本募集要項において「本財団」と呼びます)は、世界中の若手人材のうち、分野を問わず自らの才能を存分に開花させて志を実現するために、特定の学問専攻、研究、事業展開などを志している者に対し、新しい価値観や最新テクノロジーに触れながら仲間と交流できる施設及び機会を提供し、 夢を実現するための資金援助を行うことをもって、これからの未来を創り上げる人材として世界へ羽ばたくための様々な支援を行うことを目的とします。

2. 支援概要

この支援の特徴は次のとおりです。

  1. 正財団生又は準財団生(以下、本募集要項においてまとめて「財団生」と呼びます)は、本財団が運営する専用施設を無償で利用することができます。(詳細は下記「5. 施設利用」参照)
  2. 財団生は、本財団が提供する講演会その他のイベントに無償で参加することができます。(詳細は下記「6. イベント参加」参照)
  3. 財団生のうち希望者は、会員支援金の給付に応募することができます。この応募者のうち、選考を通過した者は財団生支援金の給付を受けることができます。この支援金は、原則として、返済の義務はありません。また、財団生支援金の給付を受けた者の進路、その他一切については、本人の自由とします。(詳細は下記「7. 財団生支援金給付」参照)
  4. その他、財団生は、その夢の実現に向けて、本財団が上記(1)~(3)以外に提供する支援を受けることができます。

3. 財団生資格

(1)応募資格

財団生選考への応募時点で 25 歳以下、かつ1から5の応募資格いずれかを満たしている者について応募可能とします。
応募資格のある者のうち、選考委員会による選考を通過した者が財団生となります(原則として準財団生となります)。

  1. 分野は問わず、国際大会または全国大会規模のコンテストにて優秀な成績を収めた方
  2. 国際的に通用する資格を所持、または団体に所属している方
  3. 学業や研究活動において、明らかに秀でた成績や成果を持つ方
  4. 起業準備中又はすでに自身の経営する事業にて業績を出している方
  5. 本財団事務局の論文選考で優れた思考を発揮している方

(2)正財団生資格・準財団生資格の有効期間

準財団生資格は、準財団生認定日から1年間有効とし、有効期間満了に際して正財団生認定の是非を選考します。この選考に合格した準財団生は正財団生となります。 この選考に不合格となった準財団生は準財団生資格を失いますが、再度財団生選考に応募することは可能です。

正財団生資格の有効期間(認定期)は、準財団生から正財団生となった場合は準財団生認定日を基準に、準財団生を経ずに正財団生となった場合は正財団生認定日を基準とし、在籍する教育過程の修了時期を加味した上で個々に決定します*1。

正財団生が資格有効期間満了時に23歳以下*2で、期間延長を希望する場合は、改めて選考*3のうえ、有効期間を5年間延長*4することがあります。

なお、正財団生として認定を受けた初年度が在籍する教育課程の最終年度にあたる場合は、正財団生認定の選考が有効期間延長の選考を兼ねることがあります。

*1 正財団生が初回認定期間中に満29歳に達したときは、それ以降で最初の事業年度末日をもって正財団生資格の有効期間を満了したこととなります。

*2 年齢は今後変更になる可能性があります。

*3 財団生認定後の実績等をもとに外部有識者を交え、総合的に審査します。その他にも認定期間中は活動実績の確認等を毎年行います。

*4 延長期間中に満24歳 *2に達した場合は、それ以降で最初の認定期末をもって有効期間を満了したこととなります。

4. 財団生採用人数

本財団の財団生は30名(目安)を採用し、翌年度以降も毎年適宜の人数の採用を予定しています。

5. 施設利用

本財団は、新しい価値観新テクノロジーに触れ、財団生同士で交流できる施設を運営します。財団生は、この施設において、各種設備、書籍、ガジェット等を無償で利用することができます。
また、財団生は財団生間でイベントや勉強会などを開催するために本施設を利用することもできます。

6. イベント参加

本財団は、著名人による講演会、その他会員同士の交流促進につながるイベント などを主催することがあります。財団生はこれらイベントに無償で参加することができます。
また、財団生が本財団の施設において会員間でのイベントや勉強会などを開催する場合、これについても各財団生は無償で参加することができます。

7. 財団生支援金給付

(1)概要

本財団は、選考のうえ、財団生のうち希望者に対して、学費、研究費、その他成し遂げたい夢の実現に向けて必要な費用を支給します。

(2)採用人数

財団生のうち、希望者の中から本財団の審査を通過した全員を支援金給付対象者として採用します。

(3)給付対象

ア 奨学支援 学費及び生活費(海外留学の場合の留学費用を含みます)
イ 研究支援 研究を行うにあたって発生する費用及び必要な生活費
ウ その他支援 本財団が支援対象と判断した費用

(4)給付の期間及び金額

会員支援金は、給付対象となる内容に応じて合理的に必要と認められる金額を支給します。ただし、財団生支援金の休止又は廃止事由に該当する場合、会員支援金の交付が休止又は廃止される可能性があります。奨学支援を受ける場合、財団生支援金給付対象者に採用された年度に入学したときは、学費及び生活費で既に発生した費用を一度目の交付日に遡って支給します。本財団の財団生は45名(目安)を採用し、翌年度以降も毎年適宜の人数の採用を予定しています。

(5)給付の方法

財団生支援金は、3か月毎の一定日に交付するものとします(本人名義の銀行 の預金口座に入金します)。

(6)給付の休止等

本財団は、給付対象の区分に応じて、財団生支援金の給付が不適切と判断したとき、その給付を休止又は廃止し、事情によってすでに給付した財団生支援金の返還を求めることがあります。

8. 財団生選考手続

(1) 1次選考(3月)

知能のほか、事業経験や事業実績を考慮したうえ、将来の夢や目標が本財団の趣旨に適ったものであるかを選考対象とします。
※「3. 財団生資格 応募資格 1~4」に該当すると考える場合、自己申告により応募を受け付け、財団生採用が決定された後に証明資料を提出していただきます。
※「3. 財団生資格 応募資格 5」で論文を提出する場合には、エントリー受付完了メールより、論文テーマと提出用紙をダウンロードし、記載の提出方法に従って提出してください。

(2) 2次選考(4月)

一次選考を通過した者のみ面接を行い、ポテンシャルや性格を確認します。
そのうえで、応募者によるプレゼンと質疑応答を通して、総合的な人物審査を行います。

(3) 最終選考(5月)

選考委員によるプレゼン審査を行います。

(4) 認定(6月以降)

最終選考合格者を、財団生として認定いたします。

9. 財団生採用者の決定

(1)財団生採用者の決定は、本財団の選考委員会の選考を経て代表理事が行い、その結果を本人に通知します。

(2)財団生採用者は、以下の書類を提出する必要があります。
ア 履歴書
イ 在学証明書、在籍証明書、運転免許証、住民票その他本人確認できる資料の写し
ウ 前記「3. 財団生資格 (1)応募資格 1〜5」に該当するものとして応募した場合、それを証明できるもの
エ その他本財団の事務局が必要と認める資料

(3)選考の経過及び決定の理由は公表致しません。

10. 財団生の責務

財団生は、本財団が主催するイベントや広報活動に可能な限り協力しなければなりません。また、財団生支援金給付を受ける場合は、活動報告書の提出が義務付けられます。
また、本財団が必要と判断した場合には、以下の書類も提出する必要があります。

1.前事業年度の成績証明書
2.その他本財団が提出の必要があると判断した書類

11. 支援金の休止又は廃止事由

(1)休止事由
ア 休学、又は正当な理由なく1か月以上の長期にわたって欠席したとき
イ 学業又は性行などの状況により、指導上必要があると認めたとき

(2)廃止事由
ア 退学したとき
イ 傷病などにより成業の見込みがなくなったとき
ウ 学業成績又は性行が不良となったとき
エ 支援金を必要としない理由が生じたとき
オ 支援金給付対象者としての資格を失ったとき
カ 前各号のほか、支援金給付対象者として適当でない事実があったとき

12. 応募方法

(1)本財団WEBサイトの指定ページより、必要な応募情報を入力する
(2)申込期限:2024年1月17日(水)午前10時~3月1日(金)午後2時 ※日本時間

13. 支援対象者の決定

(1)支援対象者の決定は、本財団の選考委員会の選考を経て代表理事が行い、その結果を本人に通知します。
(2)選考の経過及び決定の理由は公表致しません。