孫正義育英財団、第7期支援人材として、8歳〜19歳の26人を決定

高い志と異能を持つ国内外の若手人材を支援対象として認定、希望者には支援金を給付

公益財団法人 孫正義育英財団(代表理事:孫 正義、以下「当財団」)は、第7期支援人材として8歳〜19歳※1の26人を決定し、2023年7月1日から準財団生※2として支援することをお知らせします。

第7期支援人材には、数学を学び始めて1年未満の8歳で実用数学技能検定準1級に合格した9歳の小学生や、13歳で物理学の博士課程に在籍する学生、2020年に米国タイム誌初となる「Kid of the Year(今年の子ども)」に選出されて表紙を飾った17歳の科学者兼発明家など、さまざまな分野において高い志で取り組む若手人材が選ばれました。また、第7期支援人材では、初めて新規認定者全員が10代以下となりました。なお、昨年準財団生として認定した第6期支援人材については、審査通過者を同日付で正財団生として認定します。

■財団生概要(2023年7月1日・予定)
1.人数(第1期支援人材~第7期支援人材)
 177人
2.年齢構成
 最年少:8歳、最年長:29歳
 10歳未満:4人(2%)、10代:104人(59%)、20代:69人(39%)

※1 2023年7月1日時点
※2 初年度の1年間を準財団生として認定し、1年間の活動実績をもって正財団生としての認定可否を判断します。準財団生に対しても、支援金給付や支援人材向け施設の無償提供、当財団主催イベントへの参加などの支援を行います。財団生認定期間は、在籍する教育課程の修了時期を加味した上で個々に決定します。ただし、正財団生が満29歳に達したときは、それ以降で最初の事業年度末日をもって正財団生資格の有効期間を満了したこととなります。また、正財団生が資格有効期間満了時に23歳以下で、期間延長を希望する場合は、改めて選考のうえ、有効期間を延長することがあります。

第7期支援人材の5人に、それぞれの思いを聞きました。なお、当財団のホームページ(https://masason-foundation.org/scholars/)に自己紹介を順次掲載します。

・豊川 愛惺(とよかわ・あいる)さん・8歳
大学レベルの数学と高等学校レベルの物理、化学を学ぶ豊川さんは、「私は、実用数学技能検定1級合格を目指しています。他の孫正義育英財団生の話をたくさん聞いて、数学の未解決問題を解明したり、数学や物理、化学で人々の日常生活に役立つ研究をしていきたいです」と話しています。

・David Balogun(デイビッド・バロガン)さん・10歳
9歳で高等学校を卒業し、現在サザン・ニューハンプシャー大学で理学士号取得を目指し、天文物理学の知識が豊富なデイビッドさんは、「私は、ビッグバン宇宙論に反論する独自の理論を完成させたいと考えています。孫正義育英財団が開催する多くのイベントに参加し、同じ考えを持つ財団生とのコラボレーションを通じて他の分野の知識を深め、研究を続けていくことを楽しみにしています」と話しています。

・Laurent Simons(ローラン ・シモンズ)さん・13歳
8歳で高等学校までの課程を修了し、現在アントワープ大学で物理学の博士課程に在籍するローランさんは「孫正義育英財団の一員になれたことを大変光栄に思います。私は、さまざまな分野の知識と専門性を習得した後、学際的な研究者として企業で画期的な研究を行い、未知の領域を開拓することを目指しています。財団には、高い志を持ってそれぞれの分野で取り組んでいる仲間がいることをとても心強く思っています。互いを高め合いながら、より良い世界に向けて貢献することで、社会に良い影響を与えることができると確信しています」と話しています。

・長尾 智(ながお・とも)さん・15歳
昨年、千葉大学 グローバルサイエンスキャンパスに中学生として初の受講生に選ばれた長尾さんは、自然由来のポリフェノールを活用することでアレルギーなどの免疫疾患の症状を軽減する治療法の確立を目指しています。「孫正義育英財団の一員になることができて大変光栄です。私は人間の可能性にとても興味があります。生物学や数学などの科学だけではなく法律や歴史などもしっかりと勉強して、幅広い視野から深い知見を培っていきたいです。孫正義育英財団が持つ多様性の中で切磋琢磨して、人類の未来に貢献できるような人間になりたいです」と話しています。

・Pranjali Awasthi(プランジャリ・アワスティ)さん・16歳
研究開発に特化した対話型AIを提供するスタートアップを設立したプランジャリさんは「孫正義育英財団のリソースをもとに、私が設立したスタートアップのプロダクトを拡充し、数十億ドル規模の市場をターゲットにできるような企業に成長させたいと考えています。研究志向と起業家志向を組み合わせることで、ハイエンドな自然言語処理や生成系AIを誰もが日常的に使えるようにしたいと考えています」と話しています。

<公益財団法人 孫正義育英財団について>
シンギュラリティーを見据え、高い志と異能を持つ若手人材に自らの才能を開花できる環境を提供し、人類の未来に貢献することを目的として、ソフトバンクグループ代表 孫 正義が2016年12月に設立しました。高い志と異能を持つ若手人材が、新しい価値観や最新のテクノロジーに触れることや仲間と交流することなどにより、自らの可能性をさらに広げ、未来をつくる人材へ成長するための支援を行っていきます。
詳細は当財団のホームページ(https://masason-foundation.org)をご覧ください。